技術ブログなどでも有料記事が増えてきた印象です。結局、お金儲けですか?

少なからず「自分の技術をお金に変える」ことを経験した人にとって、このタイトルは

偉そうに何言ってるんだ。お前こそ、記事をタダ読みしたいだけだろ

と脊髄反射的に思うでしょうし、それは間違っていません。

でも、なぜ「結局、お金儲けですか?」なんて考え方をしてしまうのでしょう?

人は有限な「時間」というリソースを何に割り当てるかで人生を構築します。近代社会ではそれに「お金」というリソースも使って日々の暮らしを行っています。
「お金」というリソースは黙ってても勝手に入ってくるものではなく、多くが「時間」を「労働」という行動に割り当て、それを「お金」に変えています。
であれば、人の「時間」は「お金」と等価交換すべきものであって、それを否定的にとらえることは人を「タダ働き」させるだけの質の悪い意見です。

そう結論は出ているのに、「結局、お金儲けですか?」という意見が消えることはありません。
なぜでしょうか?

人は損得のない純粋な行動を尊ぶ

「時間」は「お金」と等価交換すべきものとわかった上で、敢えてノーギャラで行動する。
お金を介さない行動は、その人の純粋なモチベーションのみで行われ、人がそれに「より強い意志」を感じる事はあるでしょう。

また、お金が絡んでくると「こうしたい」という当初の希望が曲げられ、ネジ切られて全然違う理想にたどり着いてしまう事もあります。
そういったものを防ぐ意味もありそうです。

出来れば、苦労はしない

ただ、「純粋な行動」には条件があります。そもそも金銭的な困難がない人に限られます

  • 既に他で稼いでいるので、ブログで稼ぐ必要はない
  • ブログで知名度が上がることで、それをお金に変える算段がある(他の人には見えないだけ)
  • ブログが(そもそも)たいしたお金にならない。内容はただの備忘録である

等々。

私の知り合いにもずーっとタダで某会社のシステム開発している人間がいます。
理由はパパが不動産持ってて、その不労所得だけで一生、生きていけるから。
コロナが流行った頃は葉山のマンション(それも持ち家)に移動して、快適開発ライフを送っていました。
こんな人は、ブログ書いてたとしても有料化なんて一ミリも思いません。

逆に、金銭的に困っていれば、「ブログを書く」事でお金を得たいと思うのは当然ですし、何も知らない第三者が有用な記事にはタダ乗りしつつ「結局金儲けですよね?」と言うのはタクシーの運転手に「俺はただ家まで送ってもらっただけなんだが、なぜ金を払う必要があるの?」と言ってるに等しい暴挙だと言うことがわかります。

タクシーにはタダ乗りと思わないけど、ブログはタダでよくね?

タクシーのタダ乗りとは違うでしょ!

そう思うかもしれません。たしかに、タクシーのタダ乗りを正当化する人はいないでしょう。
でも、ブログに対してはタダ乗りとも意識せず利用している人、結構いるはずです。
違いはなんでしょうか。

それは、これが情報という形のないもの、目には見えないものだからです。
情報を、知るまでにどれだけ時間をかけたか、ここの部分が情報を得る者には見えないために、さして価値があると感じにくいのが厄介です。

記事を(書いたことなく、)利用しているだけの人は、その記事が、「書くまでにどれだけの時間かかったか」あまり考えていないんじゃないでしょうか。
これは、今まで家事をやった事のないサラリーマンが、

アイツ(主夫、主婦どちらでも可)はいつも家で楽してていいよな

と思うのに似ているかもしれません。
人には、自分がやっている事は高く評価するが、やっていない事については低く評価してしまうところがあるからです。

根底にある、教育的な問題

そもそも日本に根強い「お金の事を考えるのは、イジキタナイ」という間違った考え方が、こういう「結局、お金ですか?」に繋がることもありますよね。

イジキタナイのはお金ではなく、お金を自分だけのものとし、いかなる理由があろうと人に分け与えないズル賢さのはずです。
(誤解なきよう言っておくと、お金持ってるんだから無意味に人に分け与えるのがいいとは思っていません。ただの施しは人を助けず、堕落させてしまいます)

それが昔から「お金=キタナイ」と刷り込まれ、あまりお金の事を考えてこなかったせいで、結果お金にイジキタナイ人にいいようにコキ使われている人が「結局、お金儲けですか?」なんて言ってしまうんだと思います。

「結局、お金儲けですか?」

この言葉を発するかどうかはある意味、お金に対する情報弱者かどうかを確かめるリトマス試験紙とも言えるかもしれませんね?

貴方も胸に手をあてて考えてください。
「結局、金儲けかよ」とすぐ考えてしまう人は、お金に真剣に向き合ってきた人に、ただむしり取られるだけのいいカモになる可能性があります。

ブログを書いている人が有料にするのであれば、「なぜ、そうしたのか」「どういう経緯か」「そこに何があるのか」といったバックボーンが必ずあるはずです。
お金に困っていそうであれば、むしろこの人には頑張って欲しいからお金を出そう
そういう思考は同じ思考の人を呼び寄せ、結果的に貴方は豊かになるはずです。

「ツイッターで1000円欲しい人はリツイート」みたいな企画にも理由があります。
理由を熟慮(理解)した上で、あえて乗るのはいいとしても、

よくわからないけど有難みが深い

みたいな理由でそれに乗っかるのはやめましょう!

私のブログ?

やったところで、技術ブログだとほとんど儲けはない、というのが予想です。
ただ、やってみないとわからない事はありますし、「有料にする手順を記事にしたい」「どの程度効果があるのか伝えたい」という気持ちはありますので、ボチボチ考えてみようかなと思っています。

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